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『ユーラシアエクスプレス殺人事件』

今回レビューする作品はエニックスより1998年に発売された
プレイステーション用ソフト『ユーラシアエクスプレス殺人事件』です。

ユーラシアエクスプレス殺人事件_1 ユーラシアエクスプレス殺人事件_2 ユーラシアエクスプレス殺人事件_3




<概要>
定刻に上海を出発し、中国大陸を西へと向かうユーラシアエクスプレス。

私立黎明女学園の生徒をのせた、その社内で突如悲鳴が響き渡る。
10時35分、106号室にて殺人事件発生。

楽しいはずの修学旅行が・・・・・・。いったい誰が、何のために?
犯人はこの車内にいる。謎は深まるばかり。

あなたに与えられた時間は、次の停車駅到着までの2時間。
この謎をあなたは解くことができるだろうか?

(以上、説明書より抜粋)

エニックスが送る『シネマアクティブシリーズ』第1弾。

全編にわたり実写による動画を用い、特に人気アイドルを中心とした芸能人を
多数起用したことで話題となった作品です。

プレイヤーは探偵となり、次の停車駅到着までの2時間以内に
電車内で起きた殺人事件を解決しなければなりません。

そのため、電車内を歩き回って関係者へ聞き込みを繰り返し、
事件の真相解明へ向けて謎を追っていくことになります。

世間的な評価はあまり高くないようですが、
「これだけのポテンシャルを秘めていながらもったいない!」というところを
今更ながらアピールできたら、と思います。




<レビュー> ※ネタバレを含んでいます。未プレイの方は閲覧されないようお願いします。

○圧倒的な存在感の豪華キャスト(弊害もあり)

とりあえずこのゲームの売り要素であり、率先して取り上げられる豪華キャスト陣について
まずは、このパッケージ裏をご覧ください。

ユーラシアエクスプレス殺人事件_4

当時からそれほどTVは観ない方ですが、そんな私でも知っている方たちばかり。
今でも最前線で活躍されている方もいますね。圧巻。

また、脇を固める俳優もかなり豪華。
動画の1カットしか登場しない人、写真や回想などの静止画でしか出番のない人など、
「やりすぎじゃないか!?」と思わせるくらい数多くの著名人が起用されています。
当時は売り上げ好調だったエニックスだからできたミラクル?でしょうか。

だがしかし。

キャストらをシナリオの中で十分に生かしきったかと言うと、ちょっと疑問。
その芸能人が持つイメージと、ゲーム内での役柄に違和感を感じる人が多いからです。

まず、主要女子高生役8人の中で当時最もメジャーだった榎本加奈子

友人を思いやる優等生的なポジションを演じてますが、
当時の彼女はあの有名な『家なき子2』のエリカさまが当たり役で、
その傲慢なお嬢様キャラ(素の顔?)がすっかり定着していました。
いじめっ子役か、天然ボケ役だったらピッタリイメージだったかも。

続いて主人公の助手となる東山麻美

・・・誰?(^_^;)

常に主人公についてまわり、アップになる回数も最も多いこの役になぜ彼女が!?
(プレイしててこう思った人絶対多いはず)

ひょっとすると、女子高生役の中で最も出番の多いこの役を演じるのに
一番時間が空いていたのが彼女なんじゃないだろうか・・・ゴメンナサイm(__)m

そしてなんと言っても断トツでミスキャストなのが、犯人役!!!

プレイ前に説明書に目を通すじゃないですか。
この説明書、そのほとんどが出演者の紹介で占められているんですが、
どう見ても1人だけ圧倒的に場違い・・・というか違う世界の方がおられる

・・・ま、まさか(-_-)

まさか!!!

まさかでした。

これが世に言う、キャスティングで犯人わかっちゃうパターンですよ!!
私が子供の頃から萩原流行に感じてた違和感ですよ(^_^;)

ドラマでも良くある「有名人を用いる弊害」。
それが見事に当てはまる好例・・・でしょうね。


○もっと褒めるべき、『ADVゲーム』としてまとまっている内容

上記の理由に加え、推理物としてもお世辞にも深みがあるとは言えないことから、
本作は「豪華キャストを並べただけの凡作」という評価を与えられがちです。

それは一理あると思います。
本格推理を期待してプレイすると、物足りなくて期待外れかもしれません。

けれど。

「芸能人を用いた実写ADV」という本作の特異なジャンル故、ミステリー好きな人だけでなく、
それこそ単にアイドル目当てでこのゲームを手に取るライトユーザーも多くいたはずです。

そういうプレイヤーのことも考慮し、やや厳しい「リアルタイムで2時間」という制限を除けば
ほぼ悩むことなくスムーズにラストまでストーリーを進めることができることから、
難易度はほぼ適切に設定されているのではないでしょうか。

化学室の出来事などやナイフの行方など、
推理の筋道を横にそらせるミスディレクションも程よく練られていて
いい感じに物語を盛り上げているなぁと感じました。
プレイヤーを混乱させないよう、途中でちゃんと真相から遠ざけられているし。

賛否あると思いますが、私はこのシナリオは必要十分で良くできていると思いました。
購入して満足する人が最も多くなるように作られているのかな、と。

ちなみに当時の記事によると、忙しい人気芸能人のスケジュールを抑えることは難しく、
本物の電車でのロケーション撮影は不可能だということで、
少ない予算の中で特設セットを何とか用意して、集中して撮影を行ったそう。
(ゲームでの捜査範囲が極めて狭いのはこのため)

その際、セットの密閉度の関係か、非常に蒸し暑い中での作業だったそうです。
・・・キャストの皆さんも、スタッフの皆さんも、お疲れ様です・・・(ToT)


○際立つお遊び要素も、全てはプレイヤーに楽しんでもらうため

基本的には一本道のストーリーですが、まるで箸休めのように
お遊び要素が多く設けられているのも、このソフトの特徴。

プレイしていて一番わかりやすく、かつ有用性が高い(^^)のは
聞き込み時にプレイヤーの視点をある程度自由に動かせることでしょう。

聞き込み中の相手の映像(ここも静止画でないのがスゴイ!)は上半身アップですが、
対話を中断し方向キーを下に入れると、視点を下のほうへずらすことができます。

まずは胸部へのズーム、さらに下を押すと足元のほうへと視点が移っていきます。
ある意味、これがゲーム内で一番の見所かもしれません(^^♪
(ずっと見ていると、怒られて部屋に入れてもらえなくなるので注意)

なお、女性だけでなく男性も全身を見回すことができます。
男性の股間もアップにできます。
その道の需要があるのか・・・ネタなのか・・・よく採用したもんだ^^;

また私がプレイしててすごく印象に残ったのが、DISK4になってからの聞き込みで
いきなり出てくる「スリーサイズを教えてください」の選択肢

このストーリーと全く関係のない質問に多くのプレイヤーがまず唖然とし、
直後、時間をロスするのを承知で選択したはず。
みんな恥ずかしがりながら答えてくれます。これ・・・いいね(*^_^*)

そして、これまでのプレイが報われるエンディングでのキスシーン

メインの女子高生8人には『高感度』という隠しステータスが設けられており、
積極的に話しかけると上がっていき、逆に嫌がる行為をすると下がっていきます。

そしてクリア時に高感度が最も高かった女の子からキスが頂ける設定になっており、
目当ての女の子がいる場合はある程度それを意識してプレイする必要があるんです。

私のプレイでは新山千春がきてくれました(一番カワイイのでよく喋ってたから)が、
本当はトゥナイト2のときからお世話になってた学校医役の斉藤陽子に来て欲しかったなぁ・・・。

こういうビジュアルを用いたお遊び要素が多く盛り込まれているのも、実写作品ならでは。
そしてできるだけ楽しんでもらいたいと願う、製作陣の旺盛なサービス精神の表れでしょうね。

純然たる推理ADVにはもちろん不要な要素ですが、
本作品にはすごくマッチした要素であると感じました。良かったです。


○総評

古き良き時代が成し得た豪華キャストの競演を楽しむべき一品
うら若き乙女の生足を堪能する際は、事前セーブを忘れずに(^^)





80年代からPCや家庭用ゲーム機で佳作を開発し続け、
当ブログで紹介した『時空探偵DD』『夢見館の物語』なども手がけたシステムサコム。
本作品を最後に、ゲーム開発から撤退しています。
・・・あゝ無情。
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